バドミントンのサーブは、自分の得点が0または偶数なら右、奇数なら左のサービスコートから打ちます。
シャトルは、ネットを挟んだ対角線上にある相手のサービスコートへ入れなければなりません。
左右を判断する基本はシングルスとダブルスで共通ですが、サーブが有効になる横幅と奥行きは異なります。
この記事では、サーブを打つ位置、狙う範囲、ダブルスでサーバーが交代する条件を具体例とともに解説します。
サーブを打つ位置は得点で決まる
サーブを打つ位置は、現在サーブ権を持っている側の得点によって決まります。
0点を含む偶数なら右側、奇数なら左側のサービスコートから、対角線上にいる相手へ向けて打ってください。
| サーブ側の得点 | サーブを打つ位置 | シャトルを入れる位置 |
|---|---|---|
| 0、2、4、6などの偶数 | 右サービスコート | 相手の右サービスコート |
| 1、3、5、7などの奇数 | 左サービスコート | 相手の左サービスコート |
ここでいう右と左は、それぞれの選手がネットへ向かって立った状態から見た位置です。
サーバーから見た右側とレシーバーから見た右側は対角線上にあるため、0対0では右から右へサーブします。
相手の得点や両者の合計点ではなく、サーブを打つ側の得点だけで判断します。
どちらから打つか迷ったら、現在のサーバー側の点数が偶数か奇数かを確認してください。
サーブは対角線上のサービスコートへ打つ
サーバーとレシーバーは、ネットを挟んだ対角線上のサービスコート内に立ちます。
右側からサーブする場合は相手の右側へ、左側から打つ場合は相手の左側へシャトルを入れてください。
サーバーから見て正面側へまっすぐ打つと、隣のサービスコートへ入るためフォルトです。
サーブは必ずセンターラインを斜めに越え、正しい対角線上の範囲へ向かわなければなりません。
対角線上にいる選手がレシーブする
シングルスでは対戦相手が一人なので、対角線上に立った相手がそのままレシーバーになります。
サーバーとレシーバーは、それぞれ正しいサービスコート内からサーブとレシーブを行います。
ダブルスでは、サーバーと対角線上のサービスコートにいる選手だけが最初のシャトルをレシーブできます。
その選手のパートナーが先に触った場合は、レシーブ側のフォルトです。
サーブが返されたあとは自由に動ける
シャトルがレシーバーによって返されたあとは通常のラリーとなり、サービスコートによる位置の制限はなくなります。
シングルスではコート内のどこからでも打て、ダブルスではペアのどちらが返球しても構いません。
サーブ時の対角線や左右の制限は、ラリー中まで続くものではありません。
サーブが返されたら、シャトルの位置に合わせてコート全体を使ってプレーしてください。
サービスコートのラインを踏んではいけない
サーバーとレシーバーはサービスコートの内側へ立ち、境界線へ足を触れてはいけません。
センターライン、ショートサービスライン、サイドラインなど、サービスコートを囲む線を踏んで構えるとフォルトになります。
ラインぎりぎりに立つ必要はないため、初心者は足一つ分ほど余裕を持って内側へ立ちましょう。
足元を気にせずサーブへ集中できる位置を選ぶと、試合中のラインフォルトを防げます。
足がラインの上空へ出るだけならフォルトではない
つま先やかかとがラインの上空へ出ていても、実際にラインやライン外の床へ接触していなければ、そのことだけでフォルトにはなりません。
判定されるのは足が床へ触れている位置なので、靴の接地部分を確認してください。
ただし、上空へ出ているかどうかは自分から確認しにくく、サーブ中に足が動く原因にもなります。
試合では境界線から少し離れ、両足の接地位置を固定できる場所に立ちましょう。
サーブ中は足の位置を動かさない
サーブが始まってからシャトルを打つまで、両足の一部を床へつけ、接地位置を動かさないようにします。
片足を完全に浮かせる、前へ踏み出す、床の上で足を滑らせるといった動作は認められません。
足の一部が同じ位置で床へついていれば、かかとを上げたり、その場で体重を移したりすることはできます。
フォアハンドサーブでも前足を踏み出さず、後ろ足から前足へ重心だけを移してください。
シングルスのサーブを打つ位置と有効範囲


シングルスのサービスコートは、横幅が狭く、奥行きが長い長方形です。
内側のシングルスサイドラインまでを横幅として使い、奥は一番後ろのバックバウンダリーラインまでが有効範囲になります。
| シングルスの境界 | 使用するライン |
|---|---|
| 前側 | ショートサービスライン |
| 中央側 | センターライン |
| 外側 | 内側のシングルスサイドライン |
| 奥側 | 一番奥のバックバウンダリーライン |
シングルスでは外側のダブルスサイドラインまで使えないため、横へ広く打ちすぎるとサイドアウトになります。
一方、奥側は一番後ろのラインまで使えるため、高いロングサーブをコート後方へ深く落とせます。
0対0は右側からサーブする
試合開始時の得点は0対0で、0は偶数なので、最初のサーバーは右側のサービスコートから打ちます。
レシーバーもネットの反対側にある右サービスコートへ立ち、対角線上でサーブを待ちます。
サーバーが最初のラリーに勝って1対0になったら、同じ選手が左側へ移動して次のサーブを打ちます。
サーブ側が続けて得点するたびに、右と左を交互に移動してください。
レシーバーが得点したらサーブ権が移る
レシーバーがラリーに勝つと1点が入り、その選手が次のサーバーになります。
新しいサーバーは、自分の得点が偶数なら右、奇数なら左からサーブします。
例えば0対0からレシーバーが得点して0対1になった場合、1点を取った選手は左側からサーブします。
直前にどちらでレシーブしていたかではなく、サーバーになった時点の自分の得点で位置を判断してください。
シングルスではどこから打つとよい?
シングルスでは、センターライン付近からサーブすると、打ったあとコート中央へ戻る距離を抑えられます。
サイドライン寄りから打つと反対側のコートが広く空き、ストレート方向へ返されたときの移動距離も増えます。
ただし、センターラインへ足が触れるとフォルトになるため、ラインから少し離れて立ってください。
サーブ後に前後左右へ動けるよう、足を前後に開きすぎず、安定した位置を選びましょう。
ダブルスのサーブを打つ位置と有効範囲


ダブルスのサービスコートは、シングルスより横に広く、奥行きが短い長方形です。
外側のダブルスサイドラインまで使用できますが、奥は一番後ろのラインではなく、その手前にあるロングサービスラインまでです。
| ダブルスの境界 | 使用するライン |
|---|---|
| 前側 | ショートサービスライン |
| 中央側 | センターライン |
| 外側 | 外側のダブルスサイドライン |
| 奥側 | ダブルスのロングサービスライン |
ダブルスでは、左右の外側にある細長いサイド部分もサーブの有効範囲へ含まれます。
一方、二本ある後方ラインの間はサーブ時にはアウトとなり、ラリーが始まったあとは通常のコート内として使います。
サーブ時だけ奥の範囲が短くなる
ダブルスのラリー中は一番奥のバックバウンダリーラインまでインですが、サーブでは内側のロングサービスラインまでです。
フリックサーブやロングサーブが二本の後方ラインの間へ落ちると、ラリー中ならインでもサーブではアウトになります。
初心者は奥側の二本を混同することが多いため、練習前にロングサービスラインを確認してください。
フリックサーブではラインぎりぎりを狙わず、50センチほど手前へ目標を置くとアウトを減らせます。
ダブルスではセンターライン寄りから打つことが多い
ダブルスではセンターライン寄りからサーブすると、対角線上の相手までの飛行距離を短くできます。
ストレート方向の低いサーブならネットを越えるまでの時間も短く、相手が使える返球角度も抑えられます。
センターラインぎりぎりへ立つと、足が触れてフォルトになる危険があります。
靴一足分ほど内側へ余裕を持ち、低いサーブとフリックサーブを同じ位置から打てる場所を選びましょう。
シングルスとダブルスのサービス範囲の違い
シングルスのサービスコートは「縦に長く横に狭い」、ダブルスは「縦に短く横に広い」と覚えます。
前側のショートサービスラインと中央のセンターラインは共通ですが、外側と奥側に使うラインが異なります。
| 比較項目 | シングルス | ダブルス |
|---|---|---|
| 横幅 | 内側のシングルスサイドラインまで | 外側のダブルスサイドラインまで |
| 奥行き | 一番奥のバックバウンダリーラインまで | 手前のロングサービスラインまで |
| 形 | 縦長で狭い | 横長で短い |
| 左右の決め方 | 偶数は右、奇数は左 | 偶数は右、奇数は左 |
| レシーバー | 対戦相手 | 対角線上にいる選手 |
コート全体を見るとダブルスのほうが広いため、サーブもすべて広くなると考えがちです。
実際には横幅は広がりますが、奥側は短くなるため、縦と横を分けて覚えてください。
ダブルスでは誰がサーブを打つ?
ダブルスでは、自分たちがサーブ権を持っているときの得点と、二人が現在どちらにいるかでサーバーが決まります。
得点が偶数なら右側にいる選手、奇数なら左側にいる選手がサーブします。
自分たちがサーブを打ってラリーに勝った場合は、同じサーバーが左右を替えて続けます。
ラリーに負けた場合はパートナーへ交代せず、相手ペアへ得点とサーブ権が移ります。
試合開始時の位置
0対0では、最初のサーバーが右サービスコートからサーブし、相手ペアの右側にいる選手がレシーブします。
両者はネットを挟んだ対角線上に位置し、右側から右側へサーブする形です。
最初のサーブ側が得点すると1対0になり、同じサーバーが左側へ移動して次のサーブを打ちます。
サーバーのパートナーは右側へ移り、二人の左右が入れ替わります。
サーブ側が連続して得点した場合
1対0で同じサーバーが左側から打ち、さらにラリーに勝つと2対0になります。
2点は偶数なので、同じサーバーが再び右側へ移動してサーブします。
サーブを持っている間に得点すると、同じ選手が左右を交互に移ると覚えてください。
サーバーのパートナーも反対側へ移るため、二人の位置は得点するたびに入れ替わります。
レシーブ側が得点した場合
サーブ側がラリーに負けると相手ペアに1点が入り、相手側へサーブ権が移ります。
このときレシーブ側の二人は、得点したことだけを理由に左右を入れ替えません。
新たにサーブを得たペアは、自分たちの得点が偶数なら右側、奇数なら左側にいる選手がサーブします。
現在の位置を保ったまま、得点に対応する側にいる選手を確認してください。
ダブルスのサーブ位置を試合展開の具体例で解説
ダブルスのサーブ順は、すべての試合展開を暗記しなくても、この3ラリーで見えるパターンを覚えれば基本的な判断方法を理解できます。
ここでは、連続得点した場合と相手からサーブを奪った場合の両方を確認し、AとBのどちらが次のサーバーになるのかを整理します。
試合開始時は、Aが右、Bが左、Cが右、Dが左のサービスコートにいるものとします。
ここでいう右と左は、図を見る人からではなく、それぞれのペアがネットに向いたときの位置です。
表内のスコアは「A・Bペア対C・Dペア」の順で表しています。
| 場面 | ラリーの結果 | スコア | 次のサーバー | サーブ位置 | レシーバー |
|---|---|---|---|---|---|
| 試合開始 | ― | 0対0 | A | 右 | C |
| 第1ラリー | C・Dペアが得点 | 0対1 | D | 左 | B |
| 第2ラリー | C・Dペアが連続得点 | 0対2 | D | 右 | A |
| 第3ラリー | A・Bペアが得点 | 1対2 | B | 左 | C |
試合開始|0対0はAが右側からCへサーブ

試合開始時のスコアは0対0なので、最初のサーバーであるAは右サービスコートからサーブします。
シャトルを入れるのは対角線上のサービスコートであり、最初のレシーバーはCです。
A・Bペアは、ネットに向かって左側にB、右側にAがいる状態から始まります。
反対側のC・Dペアも、左側にD、右側にCがいるため、AとCが対角線上に向かい合います。
第1ラリー|C・Dペアが得点してDが左側からサーブ

第1ラリーでレシーブ側のC・Dペアが得点すると、スコアは0対1となり、C・Dペアが新しいサーブ側になります。
レシーブ中に得点した場合は二人の左右を入れ替えないため、Cは右側、Dは左側にいる状態のままです。
C・Dペアの得点は1点で奇数なので、左サービスコートにいるDが次のサーバーになります。
Dの対角線上にいるのはBであるため、Dが左側からBへサーブします。
第2ラリー|C・Dペアが連続得点してDが右側へ移る

第2ラリーでもC・Dペアが得点すると、スコアは0対2になり、サーバーは引き続きDです。
サーブ側がラリーに勝った場合は同じ選手がサーブを続けますが、DとCは左右のサービスコートを入れ替えます。
C・Dペアの得点は2点で偶数になったため、Dは右サービスコートから次のサーブを打ちます。
対角線上のレシーバーも替わり、今度はDが右側からAへサーブする位置関係になります。
第3ラリー|A・Bペアがサーブを奪うとBがサーバーになる

第3ラリーでレシーブ側のA・Bペアが得点すると、スコアは1対2となり、A・Bペアがサーブ側になります。
A・Bペアはレシーブ中に左右を入れ替えていないため、試合開始時と同じく、左側にB、右側にAがいます。
A・Bペアの得点は1点で奇数なので、次にサーブするのは最初のサーバーだったAではなく、左サービスコートにいるBです。
Bは左側から対角線上のCへサーブし、ここでA・BペアのサーバーがAからBへ替わります。
ダブルスでは、サーバーの順番を選手名だけで暗記するのではなく、サーブ側の得点と現在の左右配置を確認することが重要です。
偶数点なら右側、奇数点なら左側にいる選手がサーブし、サーブ側が得点したときだけ二人の位置を入れ替えると考えれば判断できます。
ダブルスのパートナーはどこに立つ?
サーバーとレシーバーにはサービスコートの指定がありますが、それぞれのパートナーには同じ位置指定がありません。
自分たちのコート内で、相手のサーバーやレシーバーの視界を遮らない場所へ立てます。
サーバー側のパートナー
低いサーブから攻撃につなげる場合、サーバーは前方、パートナーは後方を担当できる位置へ立つ形があります。
サーブ直後に相手がシャトルを上げれば、後方のパートナーがスマッシュやドロップで攻撃できます。
ただし、サーバーの真後ろへ重なって相手からシャトルが見えなくなる位置は避けてください。
相手の視界を確保しながら、返球方向に合わせてすぐ動ける場所を選びます。
レシーバー側のパートナー
レシーバーのパートナーは、フリックサーブやレシーブ後の展開へ備え、レシーバーより後方へ立つことが一般的です。
前へ並びすぎると、レシーバーが後方へ返されたときに二人の動線が重なることがあります。
最初のサービスレシーブを打てるのは対角線上のレシーバーだけですが、返球後はパートナーも自由に動けます。
サーブが返された時点で攻撃または守備の陣形へ移れる準備をしておきましょう。
サーブを打つ位置は種類によって変える?
ショート、ロング、フリックなどサーブの種類を変えても、得点によって決まる左右のサービスコートは変わりません。
同じサービスコート内であれば立つ場所を調整できますが、種類ごとに位置を大きく変えると相手に読まれます。
ショートサーブを打つ位置
ショートサーブは、一般にショートサービスラインとセンターラインに近い位置から打ちます。
ネットまでの距離を短くでき、中央寄りへのストレートサーブなら相手へ与える返球角度も抑えられます。
ラインへ近づきすぎると足が触れる危険があるため、わずかに余裕を持って立ってください。
詳しいフォームは、ショートサーブの打ち方で解説しています。
ロングサーブを打つ位置
フォアハンドのロングサーブでは、大きなスイングと体重移動を行うため、ショートサービスラインから少し離れて立つことがあります。
前後へ足を開いてもラインへ触れず、サーブ後にコート中央へ移動できる位置を選んでください。
シングルスではサイドライン寄りに立つほど、反対側への返球を守る距離が長くなります。
センターライン寄りを基本とし、対角線上の奥へ安定して入れられる場所を探しましょう。
フリックサーブを打つ位置
フリックサーブはショートサーブの変化として使うため、立つ位置や構えを大きく変えないことが重要です。
フリックのときだけ後ろへ下がったり、シャトルを体から離したりすると、打つ前に相手へ読まれます。
ショートサーブと同じ位置から、インパクト直前の指の握り込みと角度を変えて後方へ送ってください。
打ち方は、フリックサーブの打ち方と使う場面で確認できます。
サーブ位置を間違えた場合はどうなる?
本来とは違う選手がサーブまたはレシーブした場合や、左右を間違えた場合は、サービスコートの誤りとして扱われます。
誤りが見つかったらシャトルがプレー中でないときに正しい位置へ直し、それまでの得点は変更しません。
位置を間違えて行われたラリーが終わったあと、得点を取り消して打ち直すことはありません。
次のサーブを始める前に得点を確認し、正しいサーバーとレシーバーが本来の位置へ移ります。
試合中に位置が分からなくなったとき
最初にサーブ側の得点を確認し、偶数なら右、奇数なら左を特定してください。
次に、直前のラリーでどちらがサーブし、サーブ側とレシーブ側のどちらが得点したかを確認します。
ダブルスでは、自分たちがサーブ中に得点したときだけ二人の左右が入れ替わります。
この原則から順番にたどると、誰がサーブまたはレシーブする位置にいるべきか判断できます。
サーブ位置でよくある間違い
両チームの合計点で左右を決める
サーブ位置は両チームの合計点ではなく、現在サーブを打つ側の得点で決めます。
例えば自分が4点、相手が3点なら合計は7点ですが、自分の4点は偶数なので右側からサーブします。
相手の得点を含めると左右を間違えるため、サーブを持っている側の数字だけを見てください。
得点を声に出してから構える習慣を作ると、左右を確認しながら試合を進められます。
サーバーから見て相手の反対側へ打つ
対角線と聞いて、サーバーから見た相手コートの左右を逆に考えることがあります。
右側からサーブするときは、ネットへ向かって右側にいる相手へ向けて打つと覚えてください。
センターラインを挟んだ正面の区画ではなく、斜め向かいの同じ名称のサービスコートが目標です。
練習では0点、1点と得点を想定し、左右から交互に対角線上へ打ちましょう。
ダブルスで一番奥のラインまで狙う
ダブルスでは、ラリー中に使用する一番奥のバックバウンダリーラインと、サーブ時のロングサービスラインが異なります。
フリックサーブが二本の後方ラインの間へ落ちた場合は、コート全体では内側に見えてもサーブではアウトです。
シングルスでは一番奥まで、ダブルスでは手前のロングサービスラインまでと区別してください。
練習では目標物を有効範囲内へ置き、使用する後方ラインを毎回確認しましょう。
レシーブ側も得点するたびに位置を替える
ダブルスでは、ラリーに勝って得点したからといって、常にペアの左右を入れ替えるわけではありません。
二人が位置を替えるのは、自分たちがサーブを持っている状態で得点し、同じサーバーが続けて打つ場合です。
レシーブ側として得点してサーブ権を得たときは、その場で二人の位置を入れ替えません。
現在の得点に対応する側にいる選手が、そのまま新しいサーバーになります。
サーブ位置を覚える練習方法
得点を設定してサーブする
一人でサーブ練習をするときも、毎回同じ右側から打たず、得点を0、1、2と設定して位置を変えます。
偶数では右、奇数では左へ移動し、それぞれ対角線上の正しい範囲へシャトルを入れてください。
シングルス用とダブルス用の目標範囲も交互に設定すると、使用するサイドラインと後方ラインを覚えられます。
実際の試合に近い位置から打つことで、知識だけでなく動作として左右を身につけましょう。
4人でサーブ順を確認する
ダブルスでは4人がコートへ入り、ラリーを行わずに得点だけを一つずつ進める練習も有効です。
各得点で誰がサーブし、誰がレシーブするかを確認してから、次の状況へ進みます。
サーブ側が得点した場合と、レシーブ側が得点した場合を交互に作ると、位置交換の違いを確認できます。
順番を間違えたときは最初からやり直さず、直前のサーバーと得点から正しい位置をたどってください。
サーブ前の確認手順を決める
試合では「得点、左右、対角線、足元」の順に確認してから構えます。
得点で左右を決め、正しいレシーバーを見て、最後にラインを踏んでいないか確認してください。
構えたあとに長時間迷うと試合の進行を止めるため、練習から短い手順として反復します。
サーブの高さや足元を含む規定は、バドミントンのサーブルールもあわせて確認してください。
まとめ
バドミントンのサーブは、サーブ側の得点が0または偶数なら右、奇数なら左のサービスコートから打ちます。
シャトルはネットを斜めに越え、対角線上にある相手の正しいサービスコートへ入れなければなりません。
シングルスのサービス範囲は縦に長く横に狭く、ダブルスは縦に短く横に広い形です。
ダブルスでは自分たちがサーブ中に得点したときだけ同じサーバーが左右を替える、と覚えておきましょう。

