バドミントン初心者は何から始める?最初に覚えたい基本を完全解説

「バドミントンを始めたいけれど、何からやればいいの?」

「ラケットを買ったら、まずスマッシュを練習すればいい?」

「部活に入ったばかりだけど、周りについていけるか不安……」

バドミントン初心者にとって、最初は分からないことだらけです。

でも、いきなり難しいショットを覚える必要はありません。

初心者が最初にやることは、「道具を準備する → 正しい握り方と構えを覚える → シャトルに当てる → 基本ショットと足の動きを覚える」という順番で十分です。

最初からスマッシュの速さや試合で勝つことを求めるより、基本を一つずつ身につけた方が、その後の上達につながりやすくなります。

この記事では、バドミントンをこれから始める人に向けて、

  • 最初に準備するもの
  • 初心者が最初に覚えたい基本
  • 練習する順番
  • 一人でもできる練習
  • 初心者がやりがちな失敗
  • 上達するための次のステップ

を順番に解説します。

「何から始めればいいのか分からない」という人は、上から一つずつ進めてみてください。

バドミントン初心者は何から始める?まずはこの7ステップ

最初に結論から紹介します。

バドミントン初心者は、次の順番で始めると分かりやすいです。

  1. プレーする場所を決める
  2. 必要最低限の道具を準備する
  3. ラケットの握り方を覚える
  4. 基本の構えを覚える
  5. シャトルをラケットに当てる練習をする
  6. 基本ショットとサーブを覚える
  7. フットワークを覚えてラリーに挑戦する

「最初から全部できるようになる」必要はありません。

特に初心者のうちは、

シャトルに当たる → 相手に返る → ラリーが続く

という小さな成功を積み重ねることが大切です。

バドミントン全体について、ルール・道具・練習方法まで先に知っておきたい人はこちらも参考にしてください。

→ バドミントン完全ガイド|初心者から上達・ルール・道具・教室まで

ステップ1|まずバドミントンをする場所を決めよう

ラケットを買う前に、「どこでプレーするのか」を考えてみましょう。

バドミントンを始める場所には、

  • 学校の部活動
  • 地域の体育館
  • 社会人サークル
  • ジュニアクラブ
  • バドミントンスクール
  • 家族や友人との体育館利用

などがあります。

公園でもシャトルを打つことはできますが、風の影響を受けやすいため、本格的な練習をするなら体育館などの屋内施設が向いています。

部活やスクールの場合は、ラケットやシャトルを貸してもらえることもあります。

まだ続けるか分からない人は、最初から高価な道具を全部購入せず、レンタルできるか確認してみるのも方法の一つです。

ステップ2|初心者が最初に必要な道具を準備する

本格的にバドミントンを始める場合、最初に必要なのは主に次の4つです。

  • ラケット
  • バドミントンシューズ
  • 動きやすいウェア
  • シャトル

ただし、部活動やスクールではシャトルをチーム側で準備してくれることもあります。

最初に確認してから購入すると、不要な出費を減らせます。

初心者のラケットは「扱いやすさ」を優先する

初心者のうちは、有名選手が使っているモデルや最上位モデルを選ぶ必要はありません。

ラケットには、

  • 重さ
  • 重心の位置
  • シャフトの硬さ
  • グリップの太さ

などの違いがあります。

特に初めての場合は、強いスマッシュを打てることよりも、無理なく振れてラケット操作を覚えやすいことを優先するといいでしょう。

体育館ではバドミントンシューズも重要

バドミントンでは、前後左右への移動や急な方向転換を何度も行います。

そのため、本格的に体育館で練習するなら、足に合ったバドミントンシューズを用意したいところです。

サイズだけで決めず、

  • 足幅が合っているか
  • かかとが大きく浮かないか
  • つま先が当たらないか

なども確認しましょう。

ステップ3|最初にラケットの握り方を覚える

道具を準備したら、すぐに強く打とうとせず、まずラケットの握り方を覚えます。

初心者がよくやってしまうのが、ラケットをフライパンのように強く握ったまま打つことです。

バドミントンでは、ショットによってラケットの向きや指の使い方を変えるため、ずっと力いっぱい握っていると操作しにくくなります。

最初は、

  • ラケットを強く握りすぎない
  • 指で軽く支える
  • 必要な瞬間に握る
  • フォア側とバック側で持ち替える感覚を覚える

ことを意識してみましょう。

正しい握り方は、その後のサーブ、クリア、スマッシュ、ドロップなど、ほぼすべてのショットの土台になります。

ラケットの握り方は、その後に覚えるクリア・サーブ・スマッシュなど、さまざまなショットの土台になります。

→ バドミントンラケットの正しい握り方|初心者向けグリップの基本

ステップ4|バドミントンの基本の構えを覚える

初心者は「打つこと」に意識が集中しやすいですが、実は打つ前の構えも重要です。

基本的には、

  • 足を適度に開く
  • 膝を軽く曲げる
  • かかとに体重を乗せすぎない
  • ラケットをすぐ動かせる位置に構える
  • 相手が打つ瞬間に動ける準備をする

という状態を作ります。

棒立ちになっていると、相手がシャトルを打ってから動き出すまでに時間がかかります。

初心者のうちは、

「打ったら終わり」ではなく、「打ったら次の球に備える」

という習慣をつけることが大切です。

ステップ5|まずシャトルをラケットに当てる練習をする

初心者にとって最初の大きな壁が、

「シャトルが思ったようにラケットに当たらない」

ことです。

これは珍しいことではありません。

シャトルはボールとは違った飛び方をするため、最初は距離感やタイミングをつかみにくいものです。

いきなりコートの端から端までラリーをしようとせず、まずは短い距離から始めましょう。

最初はシャトルを上に打ち上げてみる

ラケットでシャトルを軽く真上に打ち、

「1回、2回、3回……」

と続けてみます。

最初は数回でも構いません。

この練習では、

  • ラケット面のどこに当たるか
  • どのくらいの力で飛ぶか
  • シャトルが落ちてくるタイミング

を体で覚えられます。

何度練習しても空振りしたり、フレームに当たったりする場合は、打点やラケット面の向きを一度確認してみましょう。

→ バドミントン初心者がシャトルに当たらない原因と改善方法

次は近い距離でラリーする

相手がいる場合は、ネットを使わなくてもいいので、近い距離から軽く打ち合ってみましょう。

強く打つ必要はありません。

「相手が返しやすいところへ打つ」ことを意識して、できるだけ長く続けることが目標です。

初心者の段階では、速い球よりも「コントロールできる球」の方が重要です。

ステップ6|初心者が最初に覚えたい基本ショット

シャトルに当たるようになったら、基本ショットを少しずつ覚えます。

最初に知っておきたいのは次のショットです。

  • クリア
  • サーブ
  • ドロップ
  • ドライブ
  • ヘアピン
  • スマッシュ

ただし、全部を同時に練習する必要はありません。

サーブの種類や基本の打ち方、ルール、練習方法をまとめて知りたい人はこちらを参考にしてください。

→ バドミントンのサーブ完全ガイド|種類・打ち方・ルール・練習方法

まずクリアを練習する

クリアは、シャトルを相手コートの奥へ飛ばすショットです。

バドミントンの基本的なフォームを覚えるうえでも役立ちます。

初心者は、

「力いっぱい振っているのに飛ばない」

ということがあります。

腕の力だけで飛ばそうとせず、正しい打点とラケットの振り方を覚えていきましょう。

サーブは試合をするために必須

サーブが入らなければ、ゲームを始めることができません。

最初は難しいサーブを狙わず、

毎回安定して相手コートへ入れる

ことを目標にします。

サーブで空振りする場合も、無理に速く振らず、シャトルとラケットの距離を確認しながら練習してみてください。

スマッシュは基本ができてからでも遅くない

初心者が最も打ちたくなるショットの一つがスマッシュです。

もちろん練習して構いませんが、強く打とうとしてフォームが崩れると、上達しにくくなることがあります。

まずは、

  • 握り方
  • 打点
  • 体の向き
  • ラケットの振り方

を覚え、その延長としてスマッシュを練習していきましょう。

ステップ7|フットワークを覚える

ある程度シャトルを打てるようになったら、足の動きも練習します。

バドミントンでは、相手が毎回自分の正面にシャトルを返してくれるわけではありません。

前、後ろ、右、左へ動いてシャトルを打ち、その後に次の球へ備える必要があります。

初心者はつい、

シャトルを追いかける → 打つ → その場所で止まる

となりがちです。

そこで、

構える → 移動する → 打つ → 戻る

を1セットとして覚えていきましょう。

最初はシャトルを使わず、コート上を動くだけの練習でも構いません。

前後左右への基本的な動き方や、打った後の戻り方を詳しく知りたい人はこちらです。

→ バドミントンのフットワーク完全ガイド|基本・練習・速くなるコツ

初心者向け|最初の練習メニュー例

何を練習すればいいか迷ったら、最初は次のような流れで進めてみてください。

1. ウォーミングアップ

軽く走ったり、肩・手首・足首などを動かしたりして体を温めます。

いきなり全力でスマッシュを打つのは避けましょう。

2. ラケット操作

ラケットの握り方を確認して、シャトルを真上に打ち上げる練習などを行います。

3. 素振り

シャトルを使わず、正しいフォームを意識してラケットを振ります。

ただ回数をこなすのではなく、「どの位置で打つか」も意識しましょう。

4. 基本ショット

クリアなどの基本ショットを軽い力から練習します。

5. フットワーク

前後左右へ動き、打った後に基本位置へ戻る練習をします。

6. サーブ

サービスコートを狙って、同じフォームで繰り返します。

7. ラリー

最後に相手とラリーをして、その日に練習した内容を試してみます。

初心者のうちは「勝つ」よりも、正しいフォームでラリーを続けることを目標にしましょう。

「実際に体育館で何を練習すればいい?」という人は、初心者向けの練習メニューをこちらで順番に紹介しています。

→ バドミントン初心者の練習メニュー|最初にやるべき基礎練習

一人でもバドミントンの練習はできる?

相手がいない日でも、できる練習はあります。

たとえば、

  • 素振り
  • グリップの持ち替え
  • シャトルリフティング
  • フットワーク
  • フォーム確認

などです。

体育館が使えない場合でも、ラケットを安全に振れるスペースがあれば、フォームや足の動きを確認できます。

ただし、室内で素振りするときは、天井・照明・家具・周囲の人にラケットが当たらないよう十分注意してください。

初心者が最初にやらなくてもいいこと

「早く上手くなりたい」と思うほど、難しい練習に挑戦したくなるものです。

しかし、初心者の段階では、次のことを急ぐ必要はありません。

いきなり速いスマッシュを追求する

強く打とうとすると、ラケットを力いっぱい握ったり、腕だけで振ったりしやすくなります。

まずは正しいフォームを覚えましょう。

高価な道具を全部そろえる

自分のプレースタイルが分からない段階では、何が自分に合うか判断しにくいものです。

続けながら必要なものを買い足しても遅くありません。

すべてのショットを同時に覚える

今日はクリア、次はサーブというように、一つずつ練習する方が課題を把握しやすくなります。

経験者と比べすぎる

部活動などでは、同学年でも経験者と初心者が一緒に練習することがあります。

経験者が上手いのは当然です。

最初は、

「昨日より1回多くラリーが続いた」

「サーブが10本中7本入った」

というように、自分の変化を見ていきましょう。

初心者が上達するために意識したい3つのこと

1. 基本を飛ばさない

グリップ、構え、フットワークといった基礎は地味に感じるかもしれません。

しかし、これらはクリアやスマッシュなどを安定させる土台になります。

2. 一度に直すことを増やしすぎない

「握り方も、足も、打点も、腕も全部直そう」

とすると、何に集中すればいいか分からなくなります。

1回の練習では、

「今日は打点を意識する」

というように、テーマを一つ決めるのがおすすめです。

3. 打った後までを練習する

初心者は「シャトルを打てた」で終わってしまいがちです。

試合ではすぐ次の球が来ます。

そのため、

打つ → 戻る → 構える

までを一つの動きとして練習しましょう。

バドミントンはどのくらいで上手くなる?

上達までの期間は、練習頻度や経験、運動歴、指導環境などによって変わるため、一概には言えません。

大切なのは「何ヶ月で上手くなるか」だけを見ることではありません。

まず、

  • シャトルに安定して当たる
  • ラリーが続く
  • サーブが安定する
  • クリアが奥まで飛ぶ
  • コート内を動ける
  • 狙った場所へ打てる

というように、小さな段階に分けて考えると成長が分かりやすくなります。

初心者から試合で勝てるようになるまでの練習の順番については、こちらで詳しく解説しています。

→ バドミントンが上手くなるまでのロードマップ|初心者から試合で勝つまで

自分がバドミントンに向いているか不安な場合は?

「運動神経がよくないから向いていないかも」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、最初から速く動けたり、強いスマッシュを打てたりする必要はありません。

バドミントンには、

  • コツコツ練習する
  • 相手の動きを考える
  • ショットを工夫する
  • 少しずつ技術を改善する

といった楽しみ方もあります。

自分に合っているか気になる人はこちらも参考にしてください。

→ バドミントンに向いている人の特徴は?向き・不向きを解説

バドミントン初心者は何から始める?まとめ

バドミントン初心者は、いきなり難しい技に挑戦する必要はありません。

最初は、

  1. プレーする場所を決める
  2. 必要な道具を準備する
  3. ラケットの握り方を覚える
  4. 基本姿勢を覚える
  5. シャトルに当てる練習をする
  6. 基本ショットとサーブを覚える
  7. フットワークを練習する
  8. ラリーで実践する

という順番で進めてみてください。

特に大切なのは、強く打つことより、正しい基本動作を身につけることです。

最初はシャトルに当たらなくても珍しくありません。

1回当たったら、次は3回。

3回続いたら、次は10回。

サーブが1本入ったら、次は同じフォームでもう1本。

このように小さな目標を一つずつ達成していけば、できることが少しずつ増えていきます。

バドミントンのルール・道具・打ち方・練習・スクールまで全体像を確認したい人は、総合ガイドも参考にしてください。

→ バドミントン完全ガイド|初心者から上達・ルール・道具・教室まで