「バドミントンをやってみたいけれど、大人になってから始めるのは遅いのでは」と迷っている人もいるのではないでしょうか。
学生時代から続けている経験者を見ると難しく感じますが、趣味や運動不足解消を目的に楽しむのであれば、大人になってからでもバドミントンを始めることはできます。
大切なのは、経験者と同じスピードで上達しようとすることではなく、自分の体力や目的に合った場所を選び、グリップや構え、シャトルへの当て方といった基本から順番に覚えることです。
最初から激しいゲームについていこうとせず、初心者向けの環境で少しずつラリーを続けられるようになれば、大人でも無理なく楽しみやすくなります。
この記事では、大人からバドミントンを始めても遅くない理由から、始める場所、必要な道具、最初の練習、初心者が続けるためのポイントまで順番に解説します。
大人からバドミントンを始めても遅くない?
結論からいうと、趣味としてバドミントンを楽しむのであれば、大人になってから始めても遅すぎるということはありません。
競技として全国大会やトップレベルを目指す場合はジュニア期からの経験が大きく影響しますが、健康づくり、趣味、地域の大会への参加などであれば、始める年齢だけで諦める必要はありません。
大人から始める場合は、若い経験者と同じ練習量をこなすことより、自分の身体の状態を見ながら継続できるペースを作ることが重要です。
週に何回練習できるか、どの程度の強度なら無理なく続けられるかを確認しながら進めることで、少しずつ打てるショットや動ける範囲を増やしていけます。
大人初心者がバドミントンを始めるメリット
大人からバドミントンを始める理由は、人によって異なります。
運動不足を解消したい人もいれば、新しい趣味を持ちたい人、友人や家族と楽しみたい人、社会人サークルなどを通じて交流を増やしたい人もいます。
バドミントンは相手とシャトルを打ち合うスポーツなので、ランニングや筋力トレーニングとは違い、「ラリーを続ける」「狙った場所へ打つ」といったゲーム性を楽しみながら身体を動かせます。
最初は数回しか続かなかったラリーが10回、20回と続くようになるなど、上達を実感しやすいことも、趣味として続ける楽しさにつながります。
大人から始めるなら最初に目的を決める
バドミントンを始めるときは、最初に「どのくらい本格的にやりたいのか」を大まかに決めておくと、参加する場所を選びやすくなります。
健康のために週1回程度楽しみたい人と、大会へ出られるレベルまで上達したい人では、必要な練習量や参加する環境が変わるからです。
- 運動不足を解消したい
- 新しい趣味として楽しみたい
- 友人や家族とラリーを楽しみたい
- 社会人サークルへ参加したい
- 基礎から習って上達したい
- いずれ地域大会などにも出てみたい
最初から将来の目標まで細かく決める必要はなく、「まず楽しく打てるようになりたい」という程度でも十分です。
目的が決まれば、教室が向いているのか、初心者歓迎のサークルがよいのか、自分たちで体育館を借りて始めるのかも判断しやすくなります。
大人初心者がバドミントンを始める場所
大人がバドミントンを始める方法はいくつかありますが、初心者の場合は「自分のレベルを受け入れてもらえる場所か」を確認することが特に重要です。
経験者中心のクラブへいきなり参加すると、ラリーについていけず練習しにくいこともあるため、初心者歓迎や初級者向けと明記されている場所から探すと参加しやすくなります。
初心者向けバドミントンスクール・教室
基礎から覚えたい人には、初心者向けのバドミントンスクールや教室が分かりやすい選択肢です。
グリップ、構え、フォーム、フットワークなどを順番に教えてもらえるため、「何を練習すればいいのか分からない」という状態から始めやすくなります。
また、大人初心者向けクラスであれば、同じように未経験やブランクのある参加者が集まりやすく、経験者ばかりの環境より心理的な負担を感じにくくなります。
体験レッスンがある場合は、参加者の年齢層、練習の強度、初心者への指導方法などを確認してから継続するか判断するとよいでしょう。
初心者歓迎の社会人サークル
ある程度自由にプレーしながら楽しみたい人は、初心者歓迎の社会人サークルを探す方法もあります。
サークルによっては基礎打ちからゲームまで行うところもあり、定期的に参加することで練習相手を見つけやすくなるのがメリットです。
ただし、「初心者歓迎」と書かれていても、実際には経験者が中心の場合もあるため、参加前に未経験者でも参加できるか確認しておくと安心です。
社会人向けの練習場所やサークルの探し方は、次の記事で詳しく整理します。
→ 社会人からバドミントンを始めるには?練習場所や必要な道具を解説
地域の体育館・スポーツセンター
友人や家族など一緒に始める人がいる場合は、地域の体育館やスポーツセンターを利用する方法もあります。
個人開放や一般開放の時間にバドミントンコートを利用できる施設もあり、ラケットやシャトルを持参すれば自分たちのペースで練習できます。
ただし、施設によって利用方法、予約の有無、ネットの貸し出し、使用できる時間帯などが異なるため、事前に公式サイトなどで確認してください。
完全な初心者同士で始める場合は、最初に基本的な打ち方を動画や記事で確認しておくと練習しやすくなります。
大人初心者が最初に必要な道具
バドミントンを始めるために、最初から高価な道具をすべてそろえる必要はありません。
基本的にはラケット、体育館で使えるバドミントンシューズ、動きやすいウェアを用意し、自分で練習する場合はシャトルも準備すれば始められます。
- バドミントンラケット
- バドミントンシューズ
- 動きやすいウェア
- シャトル
- タオル
- 飲み物
スクールや施設によってはラケットを貸し出している場合もあるため、最初から購入するか迷うなら体験時にレンタルできるか確認する方法もあります。
続けることが決まってから自分に合うラケットやシューズを購入すれば、最初の費用を抑えながら始められます。
初心者が最初に買う道具と、後から買い足せばよいものはこちらで詳しく整理しています。
大人初心者が最初に覚えたい基本
大人からバドミントンを始めるときは、いきなり強いスマッシュや難しいショットを練習するより、すべての技術につながる基本動作を先に覚える方が上達しやすくなります。
特にグリップ、構え、打点、フォアハンドとバックハンド、フットワークは、その後にクリアやスマッシュなどを覚えるための土台になります。
初心者のうちは一度にすべてを完璧にする必要はなく、まずシャトルへ安定して当てられるようになり、その後に狙った方向へ返せるようになることを目標にしてください。
基本を順番に確認したい場合は、初心者が最初に覚えたい内容をまとめた記事から進められます。
最初はシャトルに当たらなくても普通
大人になってから初めて競技としてバドミントンをすると、遊びで打っていたときとは違い、シャトルにうまく当たらないことがあります。
ラケットの長さやシャトルの落下位置に慣れていない段階では、空振りしたりフレームへ当たったりすることがあっても、それだけで向いていないと判断する必要はありません。
最初は強く打つことより、近い距離でゆっくりしたシャトルを何度もラケット面に当てる練習を行い、シャトルとの距離感を覚えていきます。
何度練習しても空振りが多い場合は、打点、距離、ラケット面、タイミングのどこがずれているのかを確認すると改善しやすくなります。
大人初心者におすすめの練習順序
大人初心者が練習するときは、限られた時間の中で多くのショットへ手を出すより、基本動作から順番に進める方が自分の変化を確認しやすくなります。
最初はラケット操作とシャトルへのミートを安定させ、その後にフットワーク、基本ショット、サーブ、ラリーへ進む流れがおすすめです。
- ラケットの握り方を確認する
- 基本の構えを覚える
- シャトルをラケットに当てる
- フォアハンドとバックハンドを練習する
- 一歩ずつフットワークを覚える
- クリアなどの基本ショットを練習する
- サーブを安定して入れる
- 短いラリーを続ける
この順番は絶対ではありませんが、「スマッシュが打てないからスマッシュだけを練習する」という進め方より、ショットの土台になる動作から整えた方が原因を把握しやすくなります。
実際にできる練習メニューまで確認したい人はこちらから進めてください。
→ バドミントン初心者の練習メニュー|最初にやるべき基礎練習
大人初心者は週何回練習すればいい?
大人の場合、最初から練習回数を増やすことより、仕事や家庭と両立しながら継続できる頻度を作ることが重要です。
週に何回が正解かは体力や目標によって異なりますが、最初は無理なく続けられる回数から始め、身体が慣れてから必要に応じて増やしていく方が続けやすくなります。
また、練習できない日に無理に体育館へ行かなくても、グリップの切り替えや軽い素振り、フットワークの確認など、自宅でできる基礎練習もあります。
練習頻度について詳しく知りたい場合は、生活スタイルや上達目標別の考え方をこちらで確認できます。
体力に自信がなくてもバドミントンは始められる?
運動習慣がない人が大人からバドミントンを始める場合は、いきなり経験者と同じ強度でゲームを続けるのではなく、短い時間から身体を慣らしていくことが大切です。
バドミントンは前後左右への移動や方向転換が多いため、見た目以上に運動量が大きくなることがあり、最初から長時間プレーすると後半にフォームが崩れやすくなります。
最初は基礎打ちと短いラリーを中心にし、休憩を取りながら練習してください。
慣れてきたらラリー時間やゲーム数を少しずつ増やしていけばよく、体力がないことを理由に最初から諦める必要はありません。
30代・40代・50代からでも始められる?
「30代ならまだしも、40代や50代からでは遅いのでは」と考える人もいますが、趣味として始める場合は年齢だけで参加できるかどうかが決まるわけではありません。
大切なのは、現在の運動習慣や体力に合わせて練習強度を調整し、同じレベルの人と無理なく続けられる環境を選ぶことです。
年齢が上がるほど、若い頃と同じ感覚で急に激しい運動を始めるのではなく、ウォーミングアップや休憩を取りながら段階的に身体を慣らすことを意識してください。
速く動けることだけを目標にせず、正しい位置へ移動する、安定してシャトルを返すといった技術を身につけることで、年齢に関係なくバドミントンを楽しみやすくなります。
運動神経が悪くても大丈夫?
初心者のうちは、経験者が簡単そうにシャトルを打っている姿を見ると、「運動神経がよくないとできない」と感じることがあります。
しかし、シャトルへの距離感やラケット操作は競技特有の技術なので、最初からできないこと自体は珍しくなく、反復によって少しずつ感覚を覚えていく部分があります。
特に大人は、自分の失敗を言葉で整理しながら練習できるため、「なぜ当たらなかったのか」「なぜ次の球に遅れたのか」を一つずつ確認すると改善点を見つけやすくなります。
失敗をまとめて直そうとせず、自分に最も多いミスから一つずつ修正していく方が練習を続けやすくなります。
経験者ばかりの場所へ無理に入らなくてもいい
大人初心者がバドミントンを続けられなくなる原因の一つは、自分のレベルに合わない環境へ最初から入ってしまうことです。
周囲がゲーム中心で初心者向けの基礎練習がほとんどない場合、ラリーについていけず、参加すること自体が負担になることがあります。
最初は「初心者歓迎」「初級者向け」「基礎練習あり」など、自分と近いレベルの参加者がいる場所を選んでください。
少しずつラリーやゲームができるようになれば、その後によりレベルの高いサークルや練習会へ移ることもできます。
大人から上達するために意識したいこと
大人初心者が上達するためには、練習時間を増やすことだけでなく、毎回一つの課題を決めて練習することが重要です。
限られた時間の中で「今日はスマッシュもクリアもヘアピンも全部練習する」と考えるより、「今日はシャトルとの距離を合わせる」のようにテーマを絞った方が変化を確認しやすくなります。
また、練習後に「何ができたか」「何がまだ難しかったか」を簡単に振り返ると、次回の課題も決めやすくなります。
上達を急ぐより、同じ基本動作を繰り返しながら少しずつ安定させることが、大人から始める場合にも重要です。
一人でもバドミントンを始められる?
一緒に始める友人がいなくても、バドミントンスクールや初心者歓迎のサークルへ参加すれば、一人から始めることはできます。
むしろ基礎を教えてもらえる環境であれば、初心者同士で自己流の練習を続けるより、最初のフォームや動き方を確認しやすくなります。
すぐに教室やサークルへ参加できない場合は、一人でグリップ、素振り、シャトル打ち上げ、フットワークなどを練習する方法もあります。
独学で始めたい人は、練習の順番や注意点を整理した記事から進めると迷いにくくなります。
大人からバドミントンを始めるときによくある質問
40代からバドミントンを始めるのは遅いですか?
趣味としてバドミントンを始めるのであれば、40代だから遅いと決めつける必要はありません。
現在の体力に合わせて練習強度を調整し、初心者向けの環境から始めることで、ラリーやゲームを楽しめるようになることを目指せます。
50代からでも始められますか?
50代でも、体調や運動経験に合わせて無理のない範囲から始めることはできます。
最初から長時間ゲームを続けるのではなく、基礎打ちや短いラリーから身体を慣らし、必要に応じて休憩を取りながら進めてください。
一人で参加しても大丈夫ですか?
初心者向けスクールや一人参加を受け入れているサークルであれば、一人から参加できる場合があります。
申し込む前に初心者の参加可否や練習内容を確認しておくと、初回でも参加しやすくなります。
最初から自分のラケットを買った方がいいですか?
続ける予定が決まっているなら自分のラケットを用意すると練習しやすくなりますが、最初の体験段階ではレンタルできる施設やスクールもあります。
一度プレーしてから重さや持ちやすさを確認し、自分に合うものを購入する方法でも問題ありません。
どれくらい練習すれば試合ができますか?
試合ができるようになるまでの期間は、練習頻度や運動経験によって変わるため一概には決められません。
まずサーブを入れ、基本的なラリーを続け、簡単なルールを理解できれば初心者同士のゲームを楽しめるようになるため、期間よりも必要な技術を一つずつ身につけることを目標にしてください。
まとめ|大人からでもバドミントンは始められる
大人になってからバドミントンを始める場合でも、趣味や運動として楽しむのであれば、年齢だけを理由に諦める必要はありません。
最初から経験者と同じ動きや強いショットを目指すのではなく、自分の体力に合う環境を選び、グリップ、構え、打点、フットワークなどの基本から少しずつ覚えていくことが大切です。
まずは初心者向けの教室やサークルを探す、近くの体育館で一度打ってみるなど、実際にラケットを握るところから始めてみてください。
一度プレーしてみると、自分が「楽しく続けたい」のか「もっと上達したい」のかも分かり、その後の練習方法や参加する場所を選びやすくなります。
バドミントンの始め方を道具や練習まで含めて最初から整理したい場合は、初心者向けの総合ガイドから必要な内容を確認できます。


