シングルスとダブルスの魅力と向いている人。自分に合うスタイルは?

バドミントンは、シングルスとダブルスの2つのスタイルがあります。
それぞれのスタイルには、異なる魅力と向いているタイプがあります。

この記事では、それぞれのスタイルの特徴や向いている人材を分かりやすく解説し、自分にぴったりのプレイスタイルを見つけるお手伝いをします。

シングルスタイプとダブルスタイプの違いと向き不向き

特徴 シングルスタイプ ダブルスタイプ
ショットタイプ 山なりの高いショット、滞空時間長い 攻撃的なショット、速くシャトルを沈める
求められる能力 ストローク、コントロール、体勢に合わせたショット 広い視野、瞬発力、相手の短所突く能力
フットワーク 斜めへの移動、ホームポジションへの戻りが重要 縦横への移動、ペアとの位置関係重要
適性のあるタイプ フットワークのブレが少ない人 協調性のある人、ペアの動きや相手の気持ちを感じ取れる人
必要な精神力 忍耐力、ミスを少なくする力、着実に積み重ねる姿勢 協調性、コミュニケーション能力、ペアを支える姿勢
求められる態度 自分を律する力 ペアを中心に考える力

シングルスタイプは、山なりの高いショットが多く、滞空時間が長い傾向があります。
しっかりと最後までストロークができる人や、コントロール力を身に付けたい人に向いています。
また、自分の体勢に合わせてショットを考えられる人もシングルスタイプに適しています。

ダブルスタイプは攻撃的なショットが多く、相手の短所を突くスマッシュなど、速くシャトルを沈める能力が求められます。
広い視野と瞬発力が必要な種目です。

シングルスタイプのフットワークは斜めへの移動が多く、ホームポジションへの戻りが重要です。
そのため、体格に関係なくフットワークのブレが少ない人に合っています。

ダブルスタイプのフットワークは縦横への移動が多く、ペアとの位置関係が重要です。
協調性が求められるため、自分だけでなくペアの動きや相手の気持ちを感じ取りながらプレーできる人が向いています。

シングルスタイプには忍耐力が必要で、ミスを少なくすることや着実に積み重ねる姿勢が求められます。

ダブルスタイプは協調性が必要で、ペアとのコミュニケーションやお互いがカバーし合うことが重要です。

シングルスタイプには自分を律する力が必要です。

ダブルスタイプには俺様的な態度ではなくペアを中心に考えることが求められます。

このように、自分のプレースタイルや性格も、シングルスタイプかダブルスタイプかを選ぶ選択基準として覚えておくことが大切です。

ダブルスのカテゴリー

バドミントンのダブルスは、男子・女子・ミックスの3つのカテゴリーに分かれます。

カテゴリー 特徴 重要ポイント
男子ダブルス シャトルを上げずにコンパクトでスピーディーな試合展開。前衛・後衛の役割分担。 スピーディーな展開、相手にチャンスを与えない戦略。
女子ダブルス 長いラリーの中で相手を崩し、攻撃的な形へ。パワー不足のため、粘り強い体力とラリー力が必要。 ラリー力、粘り強さ、シャトルを高く上げ相手の動きを誘う戦略。
ミックスダブルス バドミントン競技の主要種目。ペアの技量と熟練度で戦略を組み、攻撃・防御を最適化。 戦略的な組み合わせ、攻撃と防御の役割分担。発展途上の分野

男子ダブルス

男子ダブルスは、シャトルを上げずにコンパクトでスピーディーな試合展開が特徴です。

前衛と後衛の役割を明確に決めて戦います。
背の高い選手やジャンプ力の高い選手が多いため、シャトルを高く上げず、相手にチャンスを与えない戦略が重要です。

女子ダブルス

女子ダブルスでは、長いラリーの中で相手を崩し、攻撃的な形に持っていくことがポイントです。

女子の場合、パワー不足で決定打となるスマッシュが少ないため、ラリーを続けることや粘り強い体力が求められます。
シャトルを高く上げ、相手を動かす戦略も重要です。

ミックスダブルス

ミックスダブルスは、バドミントン競技の主要種目として世界的にも注目されています。
しかし、日本ではペアを専門にする選手が少なく、戦略的に未熟な分野です。

ペアの技量と熟練度によって戦略を組み立て、攻撃を男子に任せるか防御を女子に任せるかなど、プレースタイルを上手に見つけることが重要です。
ミックスダブルスはまだまだ発展途上の分野です。

以上がバドミントンのダブルスのカテゴリーについての説明です。

男子ダブルスでは、スピーディーさが求められ、女子ダブルスでは長いラリーの持ち堪える力や粘り強さが重要です。
ミックスダブルスは戦略的な組み合わせがポイントとなります。
それぞれのカテゴリーにおいて、特徴的な試合展開や戦略があります。

シングルスとダブルスの魅力と向いている人まとめ

シングルスとダブルス、どちらにも共通しているのは、高い技術力と練習の継続です。
シングルスの戦略を立てる能力は、ダブルスの連携プレーにも活きてきますし、ダブルスの連携プレーの経験は、シングルスにおける相手の動きの読みにも役立ちます。
つまり、両方のスタイルを理解し、練習することで、全体的なバドミントンスキルは確実に向上します。

向き不向きは確かに存在します。
シングルスは、自分の能力を最大限に発揮したい、戦略的なプレーを追求したい、という方に適しています。
一方、ダブルスは、チームワークを重視し、パートナーと協力して目標を達成したい、コミュニケーション能力を高めたいという方に適しています。

しかし、もしどちらか一方に決めなければならない状況になったら、「得意な方」を選ぶことをお勧めします。
「コートを広く粘る」のが得意ならシングルス、「プッシュや速いレシーブ」が得意ならダブルス、といったように、自分の長所を最大限に活かせる方を優先的に選びましょう。

どちらのスタイルが自分に合っているかを知るためには、実際に体験してみるのが一番です。
両方のスタイルを試してみて、自分の強みと弱点を理解し、より自分に合ったスタイルを見つけてください。

最終的には、「やっていて楽しい」「のびのびプレーできる」と感じる方が重要です。